久しぶりに雑誌原稿を書きました。って、ほんのお手伝い程度ですが。 しかも、なぜかCとPerlのライブラリの紹介だったりします。Ruby以外の 言語について商業誌で書くのはこれがはじめてです。
相変わらず与太の多い原稿だったのですが、全体が長かったため ざくざくと削られ、非常に淡白な文章に直していただきました。 編集者さんの力は偉大です。
またWeb Magazineに手を出してしまいました。るびまです。なんか編集長らしいですよ。 ほとんど何もしてませんが、良い感じの仕上がりになっていて 何よりです。
でも、巻頭言は書きました。 この巻頭言、帰省しているときに、実家に残っていた原稿用紙で書いていたのですが、 PCに向かって書くのとはちょっと違った気分になりますね。文章が 硬く、センテンスが長めになったのは原稿用紙のせい、 という気がしないでもないです。
それにしてもこちらの文章は、UNIX USERの方とは違って 他の人の手が入っていないため、どうにも私くさい文章で笑えます。 学生のころ、「Makiさんは何を書いてもMakiさんの文章になりますね」 と言われたことを思い出します。
ところで、向井さんが岩波をわからなかったのは意外というかだめじゃんというか。 冒頭3つの引用の元ネタが全部わかった人はいたのかどうか不安になりました。
えーと、ずっと更新してなくてすみません。別に夏ばてとか いうことではないのですが、仕事とかお仕事とかで手一杯な 日々でした(まだ終わったわけではないのですが)。本も フィクションはあんまり読めずじまいで積みっぱなしです。
そうそう、ところでSFマガジン今月号、ジーン・ウルフ特集の最初の短編は 読まれましたか?
otokinokiさんのところとか mgkillerさんのところとか。
私が今まで一番長く購読したコンピュータ雑誌は、実は「テクノポリス」です。 創刊号を本屋で立ち読みした記憶もおぼろげながらあります。買い始めたのは 83年か84年くらいでしょうか。人間コンピュータをやってた頃のは持っていたはず。 「プログラム・ポシェット」なら、実家に全巻そろってます。
私が知っているテクノポリスは86年くらいまでで、その後の 版型が変わり、同人ソフト雑誌化した同誌はぜんぜん知りません。 そのため、それ以降のことはわかりませんが、 それまでのテクノポリスとプロポシェには、自作プログラム、 特に自作ゲームプログラムの流れがありました。 そこでは、 「一画面プログラム」とか「わびさびプログラム」とか、 プログラム技術の洗練と成熟とはちょっと違うところで プログラミングの面白さを見出していたような気がします。 技術的には見るところがないというより否定的な気分になってしまいますが、 そこには「自分でゲームが書ける」という趣味としてのプログラミングの プリミティブなたのしみがあったように思います。
で、まつもとさんをして「もう21世紀なのにこの言語はないだろう。」と 言わしめた、例のHSPなんですが。 これってやっぱり良くも悪くもテクポリ・プロポシェ文化の系譜に 連なるものですよね……。 私も正直、HSPのコードを見るとくらくらしてしまいますし……。いや、 単に昔の自分を思い出させるからかもしれませんが。
今、私が昔の自分に対して、プログラミングについて何かを 語るとするなら、やっぱりRubyに即して語ることになるような 気がします。そしてそうするのに適した素材といえば、 現状ではRGSSになるかもしれない、と。 私がRGSSに注目している理由のひとつはそこにあります。
ただ、RGSSを扱ってるサイトのサンプルコードなどを見てみる限りでは、
という感触を得ています。これはちょっとよろしくない傾向ですよね。 どうしたものやら。
Rubyを勉強するとっかかりになるような記事ってのは どういうのがいいでしょうかね? 「どうしてRubyではforループを使わずeachメソッドを使うのか?」 みたいなのとか?
タクシー帰り。家に着いたのは3時過ぎ。
Jim WeirichさんによるGroovyのプレゼン資料、 Groovin' with Groovy。
このなかの最初のほうに、 Javaのサンプルを がんがんいじっていって、どんどんシンプルにしていくと Groovyになる、という紹介があります。 Groovyは単に簡単なだけじゃなくて合理的である、 という主張になっているところがいいですね。