ただ、風のために。6 (2004/September)

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2004/09/05 (Sun)

ぼくは帰る きっと帰る

そんなわけで、これから札幌に帰ります。って、帰省するだけですが。

しかし、飛行機が落ちたらこれが最後の言葉になるのか。 そうはなりませんように。


2004/09/09 (Thu)

帰省してました

遅めの夏休みで、ちょっとゆっくりできました。

不登校

月曜は漂流教室をやってる相馬と山田に会いました。不登校の話などを いろいろ聞いたり。

  • 本人にとって、不登校は「問題」ではなく「問題の結果」。大元の問題が解決しないことには意味がない。が、親など周囲にとっては不登校が「問題」となるので、そこにずれが生じる。
  • 不登校の要因はいろいろ。経済的な原因で不登校になったり、本人の器質的な原因で不登校になることがそれなりに多い。とはいえ、いじめで不登校になったり、よくわからないけど不登校になったりすることだってもちろんある。
  • そもそもまとめて「不登校」という言葉でくくること自体が危険。みんな自分が直接知っている不登校の人を不登校のプロトタイプだと思いがちだが、ぜんぜん違うタイプもいっぱいいて、定量的な分析はいまだ行われたことがない。
  • 不登校の対策・対応をやっている人たちのなかには、学校が嫌いだった人が少なくない。その手の集まりで「学校が好き」と明言するのも、昔は言いづらかったらしい。最近はそうでもなくなってきた。学校側のひともそういう雰囲気では参加しづらかったのかも。

こんなところでしょうか。話を聞いただけなんで、誤解しているところもあるかも。 詳しく知りたい方は漂流日誌をどうぞ。

「不登校という言葉」の問題で、「不登校についての会議では「不登校」 「子供」「個性」をNGワードにするべし」というのは面白そうです。 フリーソフトウェアの意義について話し合うような場でも、 「自由」とか「オープン」とか「プロプライエタリ」という言葉を 使用禁止にしてみると面白そうです。 こういう言葉はみんな違う意味で使ってそうですし、 わたしたちがフリーソフトウェアやオープンソースの活動をしているのは、 自由とかオープンとかいう抽象的な言葉のために活動しているのではなく、 個々のソフトウェアとそこから派生するもののために活動しているわけですから。

ところではじめての人におすすめなのは「レシピブック」の方じゃなくて「たのしいRuby」の方。いや、こっちも私が半分書いた本ですが :-)





written by TAKAHASHI 'Maki' Masayoshi (maki@rubycolor.org)
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