_ しました。
_ この一週間とちょっとの間、DebianとFreeBSD3.3と闘っていた。
_ Linuxに興味があって(というかFreeBSDではまともに動かない アプリとかがあるので)、Debianでもインストールするべかと 思い、HDDを買った。どうも小さいの(2GBとか4GBとか)は 今時買うにはコストパフォーマンスが悪すぎる、というのと、 どうせならFreeBSDも3.x系列を試してみたい、ということで 買ってきたのが13GBのハードディスク、1万とちょっと。
_ それからインストールな日々が始まったのだが……Debianはどうも パーティション分けが面倒(FreeBSDのスライスがこんなに便利な ものとは)な上、すったもんだあり、まずはFreeBSDだけ入れることに。 ところがこのFreeBSD3.3も難物で、lpdを立ち上げる までに一苦労(設定ファイルが別物になっていたらしい)。ふう。 しかしまだ「プリンタでテキストを出力する」ということまでは たどりつけず。先は長い。
_ ディスプレイも新調した。15インチのMAGで、2万円弱。 とりあえず綺麗なので満足。だけど、机に置くと見下ろす 感じになってしまうのが欠点。台になるものを考え中。
_ てなことをやっているうちにも世間はいろいろあったようで、 「チグリスとユーフラテス」が日本SF大賞をとってしまった。 愕然。
_ ……いや、別に悪いことじゃないし、というか非常にめでたいことでは あるのですが、同時にとっても違和感がありました。これについては ちゃんと書かなければならないと思うので、詳しくは後日。
_ 笙野頼子は本屋で見かけて、「こ、これは」と思い、買ったもの。 あとでリウイチさんも日記で取り上げていたと知りました。やっぱり SF・サイファイ話を思い出してしまいます。
_ 紺野キタは浩祥まきこ『ねむる保健室』の絵を描いていたひと。 まあ紺野キタ的にはこちらの方が有名なんでしょう。
_ それと、これは書いておかないと。
_ ユリイカの「ミステリ・ルネッサンス」を読んで思ったんだけど、 「棲み分ける批評」の視点は、とりわけミステリ批評・評論の に対して有効なのではないか。そして「類推の誘惑」というのは、 ミステリよりもミステリ批評の側の方が注意しなければならない ことなのではないか。頼むから「ゲーデル問題」については もう書かないでほしいです>斉藤環さん。それは「ゲーデル」の 「問題」とは関係ないのだから。
_ それともう一つ、この湯川薫って……ちょっとひどすぎるにも 程があるんじゃないでしょうか。論が粗すぎる。ていうか 論になってない。
_ 「まじめに受けとめるよりも笑うべきところ」ですか……(;_;) そうなんでしょうか?むむむ。
_ そもそも湯川薫は読んでないことに気づく。しかし今さら読む気に もなれんしなあ。
_ そもそもSFジャンル内外では、新井素子はどういう風に 評価されているのだろう。
_ いちおう日本SFの中堅、みたいな感じで、 適当に片付けられてしまうのはちょっと嫌かも、というのも ショックな原因の一つかもしれない。そんなにお行儀の良い 作家ではないはずだ。それよりは、 ぼこぼこにけなしてくれた方がまだマシかもしれない。 ええ、別に私が某謎宮会の葉山氏(非新井素子ファン)が 強く推していたことをお忘れになっていてもあんまり構いません ですよ(とかつい言ってしまうが(^^;)。
_ 一部で話題になっている(らしい)映画「7/25」の監督をした 早川渉さん、というのは、「ハウザー」のCMとかを撮ってた 早川さんなのでしょうか?
_ たしかその早川さんと吉雄さん(「へのじぐち」とかの監督)たちとが 映像について語り合うイベントに行ったことがある。 タイトルは忘れた。内容は、札幌で映像の仕事をすることの良さと 難しさ、についてだった。やっぱり札幌でやるのは難しい、やる気も 才能もある人はみんな東京に行ってしまう、と語っていた。 そんな早川さんが世界に向けてがんばっているのはちょっと うれしいことかもしれない。
_ わたしも、と思う。惰眠をむさぼっててはいけないのだ。
_ にしても、観てみたいなあ。7/25。
_ なんと、季刊に戻ってしまった。しかも版型も元に戻って しまった。ショックとなつかしさのあまり買ってしまう。 しかし忙しい時期にこんなのに手を出したら戻ってこれないぞ。いいのか。 いや、いいのだ(ほんとうだろうか)。
_ じつは未だに新環境ではメールが送れません(;_;) むううう。 何人かの方々といくつかのMLのみなさま、すみません。ていうか、 おめでとうございます>Tむらさん :-)
_ そもそも、単なるダイアルアッパーにも、ローカルなメールサーバを 使いたければCFの設定すれ、というのはちょっと酷なような。いやまあ 送るだけなら im* でもいいんですが。でもやっぱりローカルなメールも 同じように受け取りたいしねえ(わがまま)。
_ ついでにseti@homeも復活したのだが、データが送れない……。
_ んー、 某葉山さ んの評(ここのNo.228)はここまで書いてあるのに駄目だったんですか >ヒラノさん ちょっと引用してみると。
――凄い。確かにこれは凄い。 下手な文芸作品など吹き飛ばしてしまう程テーマが豊か且 つ崇高であり、しかもそのテーマがきっちりと昇華されているのに感嘆の声を 上げてしまう。恥ずかしがらずに真正面からテーマを描き切る、その臆面の無 さ(?)が今の僕には凄まじく快く感じられる。逆さ年代記という構成も抜群 の効果を挙げていて、過去に進むということがそのまま人間の根源を問うこと と重なり、最後の子供・ルナの生存意義、そして「人はなぜ生まれてくるのか」 というテーマを徐々にはっきりと浮かび上がらせるのだ。(以下略)うーん、さすがに私もここまではストレートに誉めれません(^^;;
_ というわけで、彼が評価しているのは、
「全体を貫くストーリーテリングの力強さがそういった綻びなど全く気に させない、というか、気にしたくないという気持ちにさせられる。」と書いているんですけど、いかがでしょうか? 「ちゃんと欠点を踏まえた上で、それを越える良さを説明して」ませんか?
_ なお、私が葉山さんの評を推すのは、普段から葉山さんの、 読みの深さと的確さに一目置いているのと、何より彼が 「チグリスとユーフラテス」を私以上に評価しているからです :-)
_ 「第一回奇想天外SF新人賞」で、新井素子が佳作をとったときの選考座談会を 読み返す。たとえばこんなのとか。
小松(左京) しかし、人物が新聞記者や刑事とは思えない描き方なんだなァ。 口のきき方からなにから。問題は、シチュエーションの納得のさせ方みたいな ところにひどく無理があるいうことだよ。16歳の女の子にそんなのを 要求する方が無理かもしれないけど。これに対して、星新一はこんな感じ。
星 いやいや、ぼくがいちばん感心したのは、ストーリイ作りがうまい。 これだけのストーリイは、いまのSF作家にも書けないんじゃないか? これはやはり一種の特異な才能ではなかろうかと。突っつきようがないんだもの、 ほかの作品のようにここがおかしいじゃないかというところがない……。 「カッチン」の場合は、コンピューターによりかかっている点が新鮮なので、 ストーリイは単純なんだ。これはそういうものによりかからずにストーリイ そのもので勝負している。とにかく、ストーリイに関しては珍しいぐらい 巧妙でうまいなァ。
(「奇想天外」1978年2月号、p130-131)
_ ……やはり、今も昔も、何も変わってないような気もする。逆に言えば、小松・筒井 とも、何も間違ってなかった、ということだろう。星新一が何一つ 間違っていなかったのと同じ様に。
_ それにしても、である。 もし星新一が生きていたら、素子さんの受賞を、たいそう喜んだに違いない。 おそらくそれを一番残念がっているのは、素子さんなのだろう。 そんなことを思ったりする。
_ 「チグリスとユーフラテス」リンクも放っておいてあるので、 ちょっと気になって検索してみた。
_ 結果:ざっと1000件くらいのヒット(汗;) 重複を省いても、ざっと700件 くらいはありそう。これを全部見て回るのはいくらなんでも、ねえ。
_ 「ドン・キホーテの『論争』」読了。面白かったが、何より気に なったのが作中で何度か引用?されている小説?のタイトル、 「ここ難解過ぎ軽く流してねブスの諍い女よ」 。こ、これじゃまるで……。
_
のぞみからメールがくる。ちょっとうれしい。クリスマスはN.Y.らしい。
違った。もうちょっと後だそうな。ごめん。
_ がやっと使えるようになった。ト、トラだよ〜(<tiger.ps が出力できて感動、と言いたいらしい)。
_ ちなみにプリンタは BJ F200。gs-5.10では -sDEVICE=bjc600で いけます、ていうのは FreeBSD の users-jp かどっかで報告 するべきなんでしょうか。
_ 飯を食いながらでもペンが走る走る。
_ のチラシがあった。クリスマスにはモスチキン、ということ らしい。
_ クリスマス、と言えばコミケですが、甲影会は今年もスペース とれました。25日の……どこだっけ。あとで調べておかないと。
_ 「もとこひめにかんむりを」というのは、正直よく分かりません でした。「日本SF」が新井素子をどう評価していたのか よく分かってないのが問題なのかも。
_ ところで、葉山さんは四章構成を「起承転結」となぞらえていますが、 これはちょっと違うかもしれない、と思ったりしてます。というのも、 その「結」に該当するはずの最終章が、500ページ弱の物語のうちの 200ページ以上もあるので。ほとんど前の三章を「前半」、第四章を 「後半」と呼んでもよいくらい。なので、起承転結になぞらえるのは、 この作品の構成を見誤りやすくしてしまうのでは。あるいは「結」が 長すぎるのが欠点なのかも(汗;)
_ どうでもいいけど、 昔「姫TV」という番組で、「起・承・転・結」 となっているフィルムを適当に編集して、「起・結・転・承」 とか「起・起・起・転」とかに並べて遊ぶ、 という謎な企画があった。ばかで面白かった。
_ 「姫TV」といえば「クイズ・タイム小学生」ですが(以下略)
_ ミステリの面白いのって何なんでしょうね。 最近のリーガル・サスペンスとかは全然読んでないからなあ。
_ を読む。(塩)氏の最後の言葉は何なのだろう。妙に痛い。 ていうか、本文読めよ>自分
_ 紺野キタは良いですねー。なんていうか、「弱くて優しい微笑みの こどもたち」(谷山浩子「トライアングル」)系の物語なんですが、 それだけの人ではない、というのも後ろの方に収録されている 「白日夢」を読むと分かります。
_ 後ろの二つは古本屋で100円だったので入手。や、たまには 西村寿行でも読んでみようかと思っていたので。私は 鬼畜属性はないので、とりあえず犬ものか破滅ものを、という ことで、これになりました。
_ うーん、「ひみつの階段」に比べると、圧倒的にこっちの方がいいですね。 絵もキャラも言葉も話の構成も。というわけで、おすすめです。
_ 全体に共通する問題としては、ちょっと余韻に欠けるような気がします。 次のページを見てみると、すでに話が終わっているということが たびたびありました(^^; クライマックス、 山場のシーンの後にもうちょっとコマ数があればいいのかな? でも、 24ページもので、山場が23ページ目で終わって、1ページで締める、 というのはそれほど配分が間違ってるわけでもなさそうだし……じゃなくて、 24ページ目の上段まで山場が続いていることが問題なのか(>「物語をきかせて」) でも、お話自体は素敵でした。
_ naubooさんの更新情報で、 リック・ダンコが亡くなった ことを知る。
_ 「ザ・バンド」はちゃんと聞いたことがほとんどないのだが、 片桐麻美さん がレコーディングの時にリックとご縁があったらしく、その時のことを いろいろ話していたのを思い出す。合掌。
_ おお、 言及 ありがとうございます。 ええ、 ミステリ系更新されてますリンクは便利です。 少なくともは私は重宝してます(^^;
_ 私がnDiaryを使っているのも、やっぱり「Rubyだから」、です。 あとは、機能的に不足もなさそうだったので。他のは使ったことが ないので比較はできませんが。
_ あー、 CGI_Board用のパーザですが、 ruby-listでもアナウンスされていた、西 "ブチキレ" @九大 さん のMiniBBS Classを使って、CGI_Boardとかtcupとかに 対応したパーザは持っているのですよ……ただ、組み込むのが 面倒&そこまでする気力がない(汗; のでした。どうしようかなあ。
_ ヒラノさん と りなりな の、『ハサミ男』についての意見を読んで、 市川さんの昔の日記 を思い出しました。
_ 『ハサミ男』を読んで私が気になったのは、 フェアネスというよりももうちょっとゆるい、 「居心地の悪さ」でした。読み終えた時、どうにも 座りの悪い思いがして。 その原因を考えていくと、市川さんのいう「叙述トリックはメタな 視点を導入しないと、ちゃんとした種明かしがやりにくい」(やや パラフレーズ)、というところに行きつくのでした。
_ 『ハサミ男』にはメタ視点のない、一人称です。なので、その 一人称の話者以外には、確実な言動を行うことができる登場人物が いません。
_ ハサミ男の容姿は、結局ちゃんと記述されてない以上、 それがどうであるか、本文中では決定されていません。 そのため、少なくとも本格ミステリの ネタとしては有効に機能していないようにしか思えないのです。
_ ……といっても、そんな事にこだわるのは本格読みだけなんでしょう けど。
_ なお、ここだけの話ですが、上にリンクした市川さんの日記には 実は恐るべき伏線とトリックが仕掛けられていて、 私には日記の内容よりもそのすさまじさに驚愕してしまったのですが、 残念ながらそれが何なのかは説明できません。申し訳ない。 でもまあ、「私にはそれが通じた」ということで勘弁してください、 市川さん(謎)
_ に行ってきました。
_ 今回の目的は「BSDなひととき」だったのですが、いきなり遅刻。 NetBSDあたりから参加しました。
_ 面白かったのは、萩野いとじゅんさんのkame話と蛯原純さんの 最小IPv6マシン話(PFUのマシンが気になる!)でしょうか。 NetBSDって面白そうですね。そのうち使ってみたい。
_ しかし発表の面白さというのは、内容の面白さよりも 発表者の技量によるところが大きいですね。IPv6なんて 今のところ私には無関係なわけだし。
_ その後、会場をふらふらと。「りな飯」企画がそれなりに 気になったのですが、ちょこっと覗いただけで入りませんでした。
_ というか、BSDでこういう発想ってあんまりなさそうですね。 飯食う仕事に*BSDを使ってる人はたくさんいるはずですが、それと BSDで飯を食う、というのはなんか違うし。それだけ Linuxというのはビジネスと結びつけて考えられやすい、 ということなのかも。ビジネスとは違う尺度のことを気にしている Linuxな人にとっては、なにかと齒痒いのかもなあ、と思ったりします。
_ 上の階に行き、FSFのコーナーへ。とりあえずなんか買ってこう (contributeしないと)と思っていたのですが、あんまり ぐっとくるアイテムは見当たらず。……と思ったら、某SEMIの人 かつ某UTF-2000関係者にして某新井素子ML元管理人(^^; の守岡さんと遭遇(^^; しばし語らう。
話した内容:
_
そんなところで、Emacs Lips(と誤殖されている(^^; その筋では
有名な話らしい)マニュアルを横目に、Texinfoマニュアルを購入。3000円
ちょっと。E-LipsE-Lispはあんまり書く自信がないです。
とりあえずRubyで生きていく
予定なので。
_ それと、そこにいらしてた女性の方が、「(FSFは) コミケとかには出ないんですか?」と聞かれたのには爆笑(^^; 出るならやっぱり1日目でしょうとか、企業スペースとれないんでしょうか(^^; とか、こういうところよりももっと売れるに違いないとか、 コミケで売ってる同人誌も似たようなものだ(^^;;、 などと盛り上がる。
_ 創元推理倶楽部東京分科会の忘年会と、某mys-off忘年会を さぼって、某SF周辺系?忘年会に行く。以下トピック。
_ 2日目。わたしにとっては1日目なのですが。
_ 基本的にはずーっと甲影会にいた。おいでになられた方々、ありがとう ございました。
_ 今回はコミケカタログには予告をいろいろ載ってたようなのですが、 実際に間に合った新刊が「山沢晴雄特集」のみ、という……。 小野さんファンやはやみねさんファンの方々にはご迷惑をおかけいたしました(_o_) 山沢特集が原稿用紙で500枚の長編「悪の扉」を一挙掲載したり でたいへんだった、ということでお許しください(←理由になってない)。
_ 昼ごろ、たかくりゃさん・マル憂さん・かとまみさんがいらしたので、 一旦スペースを抜けて、水上バス乗り場の方の謎の建て物(名前失念)に行く。 なんでも巨大な人工滝が見れる、ということだったが、昼間に見る 人工滝はただの雨だった。島田荘司などの話をする。
_ 甲影会のスペースに戻る前に買い物に走る。
_
「澱」は野村みちひこさんの線がよいですね。
「私たちが彼を殺した」は加賀刑事本だそうな。創作になってます
「宇宙からのメリークリスマス」は未確認情報が気になるです。って、
野尻の掲示板で聞いていいのかなあ。
「少女小説等挿絵リスト」は力作です。1990年ごろから出版された
少女小説が、挿絵の作家さん名順に並んでいるというもの。
見てるだけで楽しめます。
_ コミケ終了後、コルドン・ブルーに行こうかとも思ったのですが、 たかくりゃ組との合流の時間に間に合うかどうか不安だったので そのまま甲影会関係の方々と帰る。
_ 福井健太さんなどとミステリ論などを話したのはこの時でしたか。 いちおう私の意見を書いておくと:
_ なお、ミステリ評論家としての笠井潔はわたし的には別格です(^^; 確かに「大量死」話は飽きてきましたし、その(特に周囲への影響に対する) 功罪は別途評価する必要もある(つまり悪い影響もあった)とは思いますが、 「探偵小説論」で見せた「トリックと 風俗をダイレクトに結びつけて評価する」という力技は、 本格ミステリでしかできない技として評価されてしかるべきかと。
_ 甲影会の方々とは東京駅の喫茶店前で別れ、加藤@京大さんと 一緒にたかくりゃ組に合流すべく品川のアンミラへ。
_ アンミラではマル憂さんの労作である、 「作家・年月別:新本格出版データ一覧」(仮称)を拝見。これがすごかった! 何年の何月にどの作家の本が出たかを一覧の形にまとめたもので、 もーあんな事やこんな事がずばずば分かる。こ、これがデータ主義な人? って 感じ? うん(謎)。わたしもこれからは、新本格系作家は、 第一期・第二期前半・第二期後半・第三期・第四期 というマル憂分類を使うことにします。って、ちゃんとした区切りを 覚えてないや(汗;) 早く公開してくださいー>マル憂さん
_ その後はつばめグリルへ。かとまみさんとSFを書く話で盛り上がる。 お互い頑張りましょう。
_ 3日目。今日は見て回るだけだったのですが、もーあちこち歩き回って 疲れました。
_ 買い物リスト:
_
「たかしな」は高階良子本。おかしすぎ。
「普通サイズの狂人」は塚本晋也本。楽しすぎ。
「樽真」は今回はコピー本で残念。
でも『坂本真綾「プラチナ」聴いてヘッドバンギングしてるやつらの
精神鑑定結果が知りたい』とか相変わらず。
「ODYSSEY」はロケガ本。ていうかみなさんご存知ですね。
「SFの変容」も言うまでもないですね。
「ワッハマン」は在庫みたいでしたがなんとなく購入。
「ブギ事典」はWebの方を何度か拝見させていただいていたので。
これからも頑張ってください。
「Story To Fly」は菅野よう子本ですが、
それよりも「S-Fマガジン互換スタイルファイル」(LaTeX用)を
評価して購入(^^;
TeXは覚えてないから勉強しないと。
_ コミケの後は、織さんたちと移動。西院さんとか 織さんのお知り合いの方々と盛り上がる。その後、大森さんたちも合流。 内容はMYSCONどうしようかとか、 「大腸はアルコールを吸収できるのか」(ごく一部のみ意味明瞭)など。
_ それにしても西院さんがスパークしていて楽しかった。通販で買った マトリクスコートの威力なんでしょうか。「4行で死ねるやおい本」とか 「ワインの瓶を割って××」とか。 とにかく女の子は誰でも一度はやおいに引っかかるものである、という 結論が出る (←何か歪んでいるような気もする)。
_ 織さんのお知り合いの方々もお世話になりました。というか 分からない話ばかりしていてすみません。チューリップティー ありがとうございました(_o_)
_ うう、日記さぼりすぎ(;_;) というわけで、おおいそぎで冬コミの分だけ追加。
_ それでは来年もよろしくお願いいたします。
_ 森太郎さん、 林さん、 谷田貝さんに ちはらさんと、初日の出を見に行く。
_ ジュンク堂で集合、ということにしたものの、いきなり閉店して いたりしたのはご愛敬。
_ 集合後はカラオケへ移動。驚くほど人通りが少ない。 「パセラ」でもすぐに入れる。 1999年の最後に歌った曲は「Harvest rain」でした。
_ いざ初詣へ……の前に、そば屋へ移動。林さんと行動範囲について聞いたり、 SFの技術論・技術批評の可能性の話をしたり。あとは「カムナビ」ですか。 技術批評については、やっぱり難しいねえ、というところに落ち着いた ような。「カムナビ」については一応原稿を書きたいと思ってはいるの ですが、ちょっと面倒だなあというのが本音。いちいち本をひっくり返して どのページではどう、というのを検証しなくちゃいけないので。
_ 2000年1月1日0時00分に山手線に乗っているように時間を見計らいつつ電車に 乗る。折り良く?、2000年は渋谷で迎える(電車の中でしたが)。渋谷は 人がたくさん集まっていたようで、「池袋に人がいない分、渋谷に行って いるのでは→東京中の人はみんな渋谷に行っているに違いない」という仮説が 提出される。
_ 神社巡りの前にコンビニへ。高橋しんの新連載を読んでない人がスピリッツ を読む、というのが目的だったりする。わたし的には例のシーンに 辿り着く以前に、ローカルネタ炸裂モードに反応してしまったため、 他の人とは話題が共有できないのでした。
_ そして神社巡り。最初に行ったのは神田明神。祭られているのが何かは 不明。
_ 屋台で「北海道焼」なるものが売られていたので、仕方なく買う。 釧路名物らしい。私の知らない釧路があるのだろう。 北海道は広いからね(ちがいます)。その正体は とうもろこしの入った魚介系お好み焼きだった。他にも、サッポロ名物の 「じゃがバター」なるものもあった。や、確かにゆでたじゃがいもにバターを つけて食ったりしますが。
_ それから湯島天神へ。ここで、谷田貝さんが具合が悪いとのことで 帰る。だいじょうぶでしたか?(と、後で日記を見たところでは 大丈夫じゃなかったらしい。) 謎の12星座について様々な仮説が 提案される。この辺でまた「邪悪」話に花が咲く。
_ 今度は電車に乗り、川崎大師へ。見事に道に迷うが、無事に着く。 社務所?が駅に見えたのは気のせいでしょう。川崎大師の屋台では、 なぜか「七味とうがらし」の屋台が散見された。 神田明神の屋台にもあった。なぜだろう。
_ そして近くの喫茶店で時間をつぶしてから、いざ海岸へ。ちょっと 時間には間に合わなそうになり、途中、工場地帯を横目に走る。
_ 日の出の瞬間には間に合いませんでしたが、1月1日の朝日は きれいでした。たろうさんは相変わらずで、海の突端にて、かかとが 少しはみでるくらいぎりぎりのところに立ち、ちはらさんの腰を 抜かせて遊んでいた。とても楽しそうだった(<やや 誤読を招く書き方)。
_ バスで川崎駅へ戻る。駅で軽食を食べた後、帰宅。そのまま寝る。
_ 道すがら、ちはらさんと新井素子話で盛り上がる。ちはらさんの周りでは、 新井素子のベストとして「ネプチューン」を推す人が多いらしい。 しかし、それはいかがなものか──と思っていたら、 冬樹さんまで「ネプチューン」を推していてショックだったそうな。
_ 確かに、「ネプチューン」が好きな素子ファンが少ないわけではない と思うが、これが新井素子の代表作と言われるとちょっと違和感がある。
_ というわけで、「ネプチューン」が好きなひとは、新井素子はあんまり 好きではないのでは、という仮説が提出される。結構うなずけるものが あるような気がする。
_ 私としては、SF者には「阪神が、勝ってしまった。」(『SFマガジン・ セレクション1985』所収)を「新井素子の最高傑作」として推して みたいのですがいかがでしょう。なお、私にとっての新井素子ベストは 「ひとめあなたに…」で、これは今まで読んできたあらゆる小説のなかで もっとも大切な作品だったりします。