ただ、風のために。6 (2003/October)

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2003/10/13 (Mon)

書きたいことはたくさんあるけど

なかなか書けなくて申し訳ない気持ちです。

ユーザ会の役割

というわけで、遅い話題ですが。

そもそも、ユーザ会に期待される活動って何なんでしょうね?

  • WebサイトやMLの運営
  • ドキュメントの整備
  • 各種イベントの運営
  • 金のプールと分配
  • 人のプールと分配

Rubyの場合、 上の二つについては、すでにruby-lang.orgなどを中心に行われています。 まあ、現状の仕組みにもマンパワーにも問題がありそうですが、 たとえユーザ会を作ったとしても、 結局のところ作業する人間は同じ人になってしまいそうな気もするので、 あまりユーザ会を作る動機付けとしては弱いような気がします。

イベントの運営については、ないよりはあった方がいいですよね。 Ruby Onsen Meetingの告知をしたりするときも、主催団体があった方が ちゃんとして見えそうだと思いましたし。でも、こちらも「ないとどうしても 困る」というほどではなさそう。

「金」の問題は……うーん、確かにそれなりに重宝しそうですが、 実際にはどうなんでしょうね? まつもとさん個人に寄付したりする よりはマシ? また、適切な金の分配は難しそうですね。「人」は、 金を払って集めるなら金の問題と同様ですし、そうでないなら 現状の問題の解決にはならないでしょう。

普及させる方法

そんなことを考えながら、 たださんの日記(10月6日)を読みました。うーん、やっぱり普及ですか。

とはいえ、実際に普及させるためにユーザ会が役に立つ部分って どういうところなのでしょうね? イベントを少しくらいやった ところで、直接的にも間接的にもそれほどユーザの増加には 役立たなそうですし。ドキュメントにしても書き手を うまく増やさないと。

あと、温泉で出た話題は、一部まにあっくなのもありましたが、 ほとんどはたださんでも ついていけるような話だと思いますよ。や、たださんは 「話題についていくひと」ではなく「話題をつくってついてこさせる ひと」だ、とは言えるかもしれませんが :-) というわけで、またの機会があればぜひ。


2003/10/14 (Tue)

ユーザ会の存在価値

たださんの日記(10月14日)より。確かに「存在することそれ自体がまず価値」 というのはあるかも。 さらに付け加えるならば、外部から見たときのわかりやすさ、 というのも大切ですよね。

運営していく形としては、「オフィシャル(サイト)」と「Rubyの会(仮)」は 別のものにするんじゃなくて、管理主体の名称をRubyの会(仮)のなんとか 部会とかなんとかワーキンググループとかにして、その活動場所を www-admin@ruby-lang.org にする、みたいな形で再構成してみるのも いいかもしれません。

ユーザ会と「会員」

ユーザ会の「会員」の扱いについてのメモ。

会員の扱いについてはだいたい3通りくらいあるようだ。

  • 特に管理しない。だいたい、MLに登録してあるひとが「会員」、みたいなノリ。会員であることのメリットもデメリットも特にない。
  • 一応名簿は作る。が、参加費なども取らないので、こちらも会員であることのメリット・デメリットは特にない。
  • 会費を集める。法人と個人の区別とか、その他もろもろで区別することがある(それによって会費が違ったりする。法人から金を集めるための方策?)。もちろん名簿もちゃんと作る。

やっぱり最初のやつですかねえ。 名簿作るのも、更新とか追加・削除の手間を考えると面倒ですし、 そうまでしてリスト化してもうれしいことはあんまりなさそう。


2003/10/15 (Wed)

五月雨の季節ではないですが

samidareのライセンスって何なんでしたっけ?>akrさん

あと、「無足歩行」という言葉はあるそうです


2003/10/16 (Thu)

豚汁とイモ

豚汁にはふつうじゃがいもを入れるものだと思っていたのですが、 ひょっとして里芋の方が一般的なんでしょうか?

ユーザ会と「続けるちから」

またぬきさんの日記より。*某*ユーザ会というのがなんの会なのか よく分かりませんでしたが、設立に関する私見は機会があったら 読んでみたいです。

という記述もさることながら、 「立ち上げ、継続して運営することに意味がある」という一節について。 うーん、私の場合、継続というものが何より苦手です。 何せ飽きっぽい性分なもので。私が団体を立ち上げるにしても、 2年くらいしてそこそこ軌道に乗ったら、とっとと他の人にお任せしたい ところなのです。が、それだとユーザ会的なものとしてはあんまり意味がないでしょうか。 最初の熱気が醒めた、それ以降こそが正念場、 ということも言えるかもしれません。うーん、うーん。

この点に関しては、日本XPユーザグループの会則が興味深いです。この会則の第38条は、 「本会は、第3条に示した本会の目的を果たしたとき、総会において、出席会員数の3分の2以上の議決を得て解散する。」となっています。 これで数年後、「XPは十分普及し、所期の目的を達成したので解散する」とか 言って解散すればかっこいいですよね。 まあ、だれがどうやって目的を果たしたのかを判断するのか、という問題はありますが。

また、atzmさんの日記から派生している GentooJP MLでの議論 も拝見しております。

転換する谷山浩子

とはいえ、私とて年柄年中Rubyのことを考えているわけではないのです。 そんなわけで谷山浩子「宇宙の子供」について。

この浩子さんの最新アルバムの一曲目「よその子」は、 8分を越える大作(浩子さんにしては)でした。 そして、この一曲をもって、このアルバムは00年代の浩子さんの 代表作になることがほぼ決定したといっても過言ではないでしょう。 ちょうど、90年代の浩子さんが「歪んだ王国」の一曲目「王国」によって 代表されたように(<ちょっと偏った見解かも)。 いや、他の曲もすごかったり、アルバム全体の統一性も近年まれにみる 仕上がりだったするのですが、 それでも、この一曲こそが浩子さんの「転換点」だった、 と言いたくなります。

そして、先日行なわれたコンサート「猫森集会」のパンフでは、 より直截的に、この曲とこのアルバムについて語られていたのでした (以下気が向いたら続く)

Parrot Calling Conventionメモ

PDD03より。

  • P0: サブルーチン本体
  • P1: 継続
  • P2: レシーバ
  • P3: 12番目以降の引数。11個以内なら不要。
  • S0: メソッドの完全な修飾名
  • I0: プロトタイプつき呼び出しなら1、そうでなければ0
  • I1: P3の要素数。これまた引数が11個以内なら不要。
  • I2: PMCレジスタ内の引数の数
  • I3: 返り値の種別。0ならvoid、-1なら未定、-2なら1変数、-3なら2変数(以下同様)
  • I4: メソッドやサブルーチンの名前のハッシュ値。0ならハッシュ値がない。

レジスタの保存については、呼出側が面倒をみる。 面倒なら呼出前にsavetopを、呼び出し後にrestoretopを 呼ぶ。


2003/10/18 (Sat)

CPUの創りかた

199ページ上の図ですが、上から三つのANDって、実際はNANDだったり しませんか?(電子回路はあんまり自信なし)

Re: ユーザ会

うささんの日記より。 かわいいだけの猫なんて……、じゃなくて、 「自称」発展的解散というのはかっこ悪いかもしれませんが、 あまり機能していないと思われる団体がさっさと解散することは、 世の中のためにはよいことだと思います :-) や、JBAの活動自体あまり知らないので、JBAがどうだったのかは 判断できませんけど。

nlug

A Way Outより、NLUG問題まとめサイト

こういう状態は避けたいですよね。 やっぱり組織はちゃんと作ったほうがいいのかしらん。

というわけで、とりあえずは民法第二章 法人でも読み返しましょうか。<それは極端

第三十七条 社団法人ノ設立者ハ定款ヲ作リ之ニ左ノ事項ヲ記載スルコトヲ要ス
 一 目的
 二 名称
 三 事務所
 四 資産ニ関スル規定
 五 理事ノ任免ニ関スル規定
 六 社員タル資格ノ得喪ニ関スル規定

目的はRubyの発展(普及はここではうたわず、活動内容でのみ触れる)、 名称は「日本Rubyの会」でいいとして、 事務所ってどこにするんだ……。





written by TAKAHASHI 'Maki' Masayoshi (maki@rubycolor.org)
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